温泉を知る

温泉を、極める!

温泉を、極める! 第6回 輪になって”和”を極める

 お互いに個性を認め合う。 これは現代人の多くが意識していること。そうだとしたら、入浴に際してもお互いに最低限のマナーは守らなければならない。マナーを守ることで、よそ様も安らぎを得られるし、自分も得られるわけで、よそ様が不愉快な思いをした...
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読む!?温泉 第11話 榕菴という〝偉才〟をつくり出した英才教育

 宇田川榕菴は申し分ない知的環境のなかで育てられました。 事実、養父榛斎は15歳の榕菴を徹底的な英才教育で鍛えます。蘭学よりもむしろ漢学教育に徹したのです。このことが第8話で触れたような蘭語の化学用語を的確な”和製漢語”で翻訳する能力につ...
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温泉を、極める! 第5回 戦国武将と温泉

 春の夜の夢さへ波の夢枕 関ヶ原の後、熱海で1週間の湯治をした家康  今から400年以上前の慶長9年(1604)、徳川家康は、9男義直(後の初代尾張藩主)、10男頼宣(後の初代紀州藩主)、それに伊達政宗お抱えの連歌師、兼如らを...
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温泉を、極める! 第4回 裸の付き合いは日本の入浴文化

 江戸時代の人気の戯作者(げさくしゃ)として知られる式亭三馬(1776~1822)の9冊から成る滑稽本『浮世風呂』(1809~1813年刊行)に、こんな条がある。 「・・・湯を浴びんとして裸形になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三(お...
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読む?!温泉 第10話 江戸時代随一の〝蘭学者〟をもつ華麗な家系

 宇田川榕菴(1798~1846)は幼名を江沢榕(よう)といいます。寛政10(1798)年、大垣藩侍医江沢養樹の長男として、江戸呉服門外に生まれています。 実父養樹は越後の出身で、本姓中島、江戸に出て、大垣藩江沢養寿の養嗣子となり、津山藩...
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温泉を、極める! 第3回 湯浴みと湯垢離の心

 「筑紫の国に湯浴(ゆあ)みにまからむ」  平安時代初期に書かれたわが国最古の物語で、作者不詳の『竹取物語』に出てくる一節である。湯浴み―。何と美しい響きをもった日本語だろう。日本ならではの言葉である。 同じく平安時代の『土佐日記』(93...
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温泉を、極める! 第2回 神道と仏教の「温室経」の教え

 ”湯治”とは、読んで字のごとく「温泉で病気やけがを治すこと」。私自身の経験を元に江戸時代以降の湯治の記録などを読むと、自律神経を整え、免疫力、自然治癒力を高める”予防医学”としての役割も非常に大きかったのではないかと理解している。 私が...
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温泉を、極める!  第1回 違いの分かる日本人は、”本物”を求める

 人それぞれに個性があるように、温泉にも個性がある。一人ひとりが自分に合う温泉、自分に合う湯宿を見つけるには確認と、それなりの経験の積み重ねが必要となる。 〝本物〟を求めるなら源泉かけ流しかどうかを確認  ゆっくり静養しようと...
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読む!?温泉 第9話 〝異才〟宇田川榕菴以前の日本の温泉の状況

 宇田川榕菴の温泉分析、温泉化学に入る前に、"偉才”榕菴が登場したころの温泉を取り巻く状況を急ぎ足で見ておこうと思います。 榕菴の温泉化学が昭和の初期、慶応大学医学部の教授で温泉医学者の藤浪剛一博士によって”再発見”されるまで、榕菴の存在...
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読む!?温泉 第8話 現在も使われる化学、植物学用語を生み出す

 「宇田川榕菴は(この)玄白と長英のその中間に一生を終へた人である。その玄白の如く幸福ではなかったにせよ、長英の如く不幸ではなかった。然しともかく、玄白、長英の名が後生人口に膾炙(かいしゃ)されてゐるのに比べて、殆ど榕菴の名の知られてゐな...
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