温泉健康楽

温泉と健康

温泉健康楽 第12回 「 湯治場の内湯と外湯 」

 一昨年の暮れ、山口県長門市の俵山温泉で夫婦ともども7泊8日の湯治をしました。 童謡詩人・金子みすゞの故郷であるこの町には、他に大規模な温泉旅館が並ぶ長門湯本温泉がありますが、俵山温泉は、山形県の肘折温泉と並んで昔ながらの湯治場の風情を色...
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温泉健康楽 第11回 「 裸の付合いは日本人の原点 」

 江戸時代の戯作者として知られる式亭三馬(1776~1822)の代表作『浮世風呂』に、こんな条(くだり)があります。 「・・・湯を浴びんとて裸形(はだか)になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三(おさん)も権助も生まれたままの容(すがた...
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温泉健康楽 第10回 「 湯治こそが“自己”管理 」

 日本人はいつも集団行動的で個性がない、何ごとにも規律を最優先し自己主張がない、などと言われてきました。本当にそうでしょうか。 ヨーロッパでは温泉療法が医療の一つであるという話をしましたが、温泉が病院と結びついていると考えたとき、何だか違...
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温泉健康楽 第9回 「 予防医学として 」

 温泉を療養に利用しているのは日本だけではありません。 ヨーロッパでも古くから温泉を病気療養や体力増進に活用してきました。たとえばドイツには温泉を利用した立派な保養・療養施設があり、温泉療養が医療として認められています。 現在、ドイツで医...
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温泉健康楽 第8回 「 湯治は庶民のもの 」

 天下人・徳川家康は400年前の慶長9年(1604年)に、熱海で1週間の湯治をしています。 家康は当時の湯治の習慣に則って、1週間の温泉療養をしました。すでに戦国時代以前から、湯治の最短サイクルは1週間と決まっていました。湯治に親しんでい...
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温泉健康楽 第7回 「 湯治という名の“転地” 」

 江戸時代には、日本人の90%は農漁村部に暮らしていました。明治時代でも東京より越後の人口のほうが多かった。そして、農漁村で農作業や漁労に従事した庶民が、現在に至る湯治のかたちをつくり、支えてきているのです。 現在のように動力を使った農機...
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温泉健康楽 第6回 「 免疫力を高めるための“プチ湯治” 」

 国立大学医学部の付属病院などで蓄積された温泉医療のデータが、医療現場で使われたという話はほとんど聞きません。戦後の西洋医学一辺倒のわが国では、民間病院が温泉療法を扱っても保険点数に結びつきにくいとの現実の問題もあります。その背景には事実...
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温泉健康楽 第5回 「 自然の癒し・温泉 」

 「キミは今年、まだ『湯治休暇』を取っていないね。このままだとリストラの対象になりかねないよ」 「おっ、この会社は『有給湯治制度』があるな。よし、ここの採用試験を受けてみよう」 これはもちろん架空の話ですが、会社の資本といえる従業員の健康...
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温泉健康楽 第4回 「 湯治という名のヴァカンス 」

 一般庶民といえば、まだ物見遊山の旅がおいそれと認められなかった時代。幕府や藩から旅に必要な通行手形が得られるのは、社寺・仏閣への参詣、参宮などに限られていました。信仰心に根ざした社寺や霊山詣では、神聖な宗教行為であるため、むげに禁止でき...
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温泉健康楽 第3回 「 若い女性の間に湯治ブーム 」

 労働力人口の80%までが被雇用者、つまり会社員である現代、多くの人が仕事と利便性を求めて都市部に暮らしています。 そこにあるのは、効率や成果が最優先される欧米型のシステムです。これは社会の流れですし、一概に善悪は言えませんが、いわゆるバ...
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