温泉と健康

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温泉健康楽 第13回 「 温泉の個性 」

 今回の俵山での湯治は、温泉分析表をみるかぎりではこれといった濃厚な成分が認められないアルカリ性単純温泉が、なぜ永年にわたって神経痛やリウマチの名湯といわれてきたのかを知りたいという目的もありました。 日本温泉科学会の第3代会長を務めた九...
「健康長寿温泉」のススメ

「健康長寿温泉」のススメ 第5章 温泉浴による唾液の”酸化還元”の変化から、健康度を知る。 第1回 唾液の役割

 身近過ぎるせいか意外と意識されていないのが唾液だろう。本来健康は唾液抜きには語ることはできない。ところが唾液と健康の関係の研究は余り進んでいなかった。予防医学より「お金になる」治療医学を優先するわが国の医療業界では、治療薬の開発を優先し...
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温泉を、極める! 第5回 戦国武将と温泉

 春の夜の夢さへ波の夢枕 関ヶ原の後、熱海で1週間の湯治をした家康  今から400年以上前の慶長9年(1604)、徳川家康は、9男義直(後の初代尾張藩主)、10男頼宣(後の初代紀州藩主)、それに伊達政宗お抱えの連歌師、兼如らを...
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温泉健康楽 第12回 「 湯治場の内湯と外湯 」

 一昨年の暮れ、山口県長門市の俵山温泉で夫婦ともども7泊8日の湯治をしました。 童謡詩人・金子みすゞの故郷であるこの町には、他に大規模な温泉旅館が並ぶ長門湯本温泉がありますが、俵山温泉は、山形県の肘折温泉と並んで昔ながらの湯治場の風情を色...
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温泉を、極める! 第4回 裸の付き合いは日本の入浴文化

 江戸時代の人気の戯作者(げさくしゃ)として知られる式亭三馬(1776~1822)の9冊から成る滑稽本『浮世風呂』(1809~1813年刊行)に、こんな条がある。 「・・・湯を浴びんとして裸形になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三(お...
「健康長寿温泉」のススメ

「健康長寿温泉」のススメ 第4章 第4回 温泉の老化現象(エイジング)

 効果が期待できる温泉の条件は、湧出地点で採取された源泉のORP(酸化還元電位)が低いだけではなく、私たちが入浴する浴槽の温泉の鮮度を維持できていること、つまり源泉のORP値と大差がないことが大切である。 浴槽を流れる間にも、湯の酸...
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温泉を、極める! 第3回 湯浴みと湯垢離の心

 「筑紫の国に湯浴(ゆあ)みにまからむ」  平安時代初期に書かれたわが国最古の物語で、作者不詳の『竹取物語』に出てくる一節である。湯浴み―。何と美しい響きをもった日本語だろう。日本ならではの言葉である。 同じく平安時代の『土佐日記』(93...
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温泉健康楽 第11回 「 裸の付合いは日本人の原点 」

 江戸時代の戯作者として知られる式亭三馬(1776~1822)の代表作『浮世風呂』に、こんな条(くだり)があります。 「・・・湯を浴びんとて裸形(はだか)になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三(おさん)も権助も生まれたままの容(すがた...
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温泉を、極める! 第2回 神道と仏教の「温室経」の教え

 ”湯治”とは、読んで字のごとく「温泉で病気やけがを治すこと」。私自身の経験を元に江戸時代以降の湯治の記録などを読むと、自律神経を整え、免疫力、自然治癒力を高める”予防医学”としての役割も非常に大きかったのではないかと理解している。 私が...
「健康長寿温泉」のススメ

「健康長寿温泉」のススメ 第4章 第3回 温泉の見えざる”ポテンシャル”を探るために

 「温泉分析書」の含有成分からだけでは知ることのできない”温泉の見えざるポテンシャル(潜在能力)”を評価するために、温泉水の酸化還元電位を測定する。温泉の生命線である”鮮度”を調べるための温泉評価法である。 詳しくは後にふれるが、温泉水の...
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