読む!?温泉

温泉を知る

読む!?温泉 第11話 榕菴という〝偉才〟をつくり出した英才教育

 宇田川榕菴は申し分ない知的環境のなかで育てられました。 事実、養父榛斎は15歳の榕菴を徹底的な英才教育で鍛えます。蘭学よりもむしろ漢学教育に徹したのです。このことが第8話で触れたような蘭語の化学用語を的確な”和製漢語”で翻訳する能力につ...
温泉を知る

読む?!温泉 第10話 江戸時代随一の〝蘭学者〟をもつ華麗な家系

 宇田川榕菴(1798~1846)は幼名を江沢榕(よう)といいます。寛政10(1798)年、大垣藩侍医江沢養樹の長男として、江戸呉服門外に生まれています。 実父養樹は越後の出身で、本姓中島、江戸に出て、大垣藩江沢養寿の養嗣子となり、津山藩...
温泉を知る

読む!?温泉 第9話 〝異才〟宇田川榕菴以前の日本の温泉の状況

 宇田川榕菴の温泉分析、温泉化学に入る前に、"偉才”榕菴が登場したころの温泉を取り巻く状況を急ぎ足で見ておこうと思います。 榕菴の温泉化学が昭和の初期、慶応大学医学部の教授で温泉医学者の藤浪剛一博士によって”再発見”されるまで、榕菴の存在...
温泉を知る

読む!?温泉 第8話 現在も使われる化学、植物学用語を生み出す

 「宇田川榕菴は(この)玄白と長英のその中間に一生を終へた人である。その玄白の如く幸福ではなかったにせよ、長英の如く不幸ではなかった。然しともかく、玄白、長英の名が後生人口に膾炙(かいしゃ)されてゐるのに比べて、殆ど榕菴の名の知られてゐな...
温泉を知る

読む!?温泉 第7話 温泉に〝化学というメス〟を入れた宇田川榕菴

宇田川榕菴の肖像(武田科学振興財団杏雨書屋所蔵)  江戸中期に後藤艮山(ごとうこんざん)、香川修徳(かがわしゅうとく)に始まり、柘植龍洲(つげりゅうしゅう)にひとつの頂点を見たかに思えたわが国の江戸期の温泉学は、江戸後期の宇...
温泉を知る

読む!?温泉 第6話 炭酸泉(たんさんせん)

 若い人たちのなかにも、温泉に健康や美容を求める人がふえてきたせいか、最近、炭酸泉に対する関心が急速に高まっているようです。 加えて地球温暖化が原因なのか、”酷暑”と表現されるくらい暑い夏には、シュワシュワ~と清涼感のある”ぬる湯”の炭酸...
温泉を知る

読む!?温泉 第5話 飲泉の効果(いんせんのこうか)

 飲泉は入浴とは異なり、「1、2杯飲んだからといってすぐに効果は現れない」と思われがちですが、岡山大学医学部附属「三朝(みささ)温泉病院」(鳥取県)で、1度飲んでも、連日飲んでも胃粘膜の血流量が改善されることが確認されています。 昔から、...
温泉を知る

読む?!温泉 第4話 飲泉(いんせん)

ヨーロッパでは温泉(鉱泉)といえば、真っ先に飲泉を連想するほど「温泉を飲むこと」はよく知られています。 温泉を天然の〝クスリ〟に見立てた発想  「温泉は飲む野菜」ともいわれるほど、ヨーロッパの温泉保養地では飲泉は温泉療法の基本...
温泉を知る

読む!?温泉 第3話 ぬる湯(ぬるゆ)

 気象庁では気温35度以上の日を”猛暑日”と呼んできたのですが、40度前後の猛暑日がふえるにつれ、最近では”酷暑日””危険な暑さ”など、どきっとするような表現を耳にする機会が増えてきました。なにせ40度に迫る暑さが珍しくなくなり、熱中症で...
温泉を知る

読む!?温泉 第2話 直湧き(じかわき)

「還元系」の温泉は何よりも鮮度が命!  温泉は”生もの”、”生きもの”です。私たちが採りたての野菜や果物、あるいは水揚げしたばかりの魚介類にこだわるように、地下から湧き立ての温泉にこだわるのは科学的で理に適ったことです。 生きもの、...
タイトルとURLをコピーしました