読む!?温泉 第7話 温泉に〝化学というメス〟を入れた宇田川榕菴

宇田川榕菴の肖像(武田科学振興財団杏雨書屋所蔵)

 江戸中期に後藤艮山(ごとうこんざん)、香川修徳(かがわしゅうとく)に始まり、柘植龍洲(つげりゅうしゅう)にひとつの頂点を見たかに思えたわが国の江戸期の温泉学は、江戸後期の宇田川榕菴(うだがわ ようあん、1798~1846年)という“偉才”の出現により、その発展の可能性の翼をさらに大きく広げることとなります。

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