歴史

温泉を、極める!

温泉を、極める! 第5回 戦国武将と温泉

 春の夜の夢さへ波の夢枕 関ヶ原の後、熱海で1週間の湯治をした家康  今から400年以上前の慶長9年(1604)、徳川家康は、9男義直(後の初代尾張藩主)、10男頼宣(後の初代紀州藩主)...
温泉を、極める!

温泉を、極める! 第4回 裸の付き合いは日本の入浴文化

 江戸時代の人気の戯作者(げさくしゃ)として知られる式亭三馬(1776~1822)の9冊から成る滑稽本『浮世風呂』(1809~1813年刊行)に、こんな条がある。 「・・・湯を浴びんとして裸形になる...
温泉健康楽

温泉健康楽 第11回 「 裸の付合いは日本人の原点 」

 江戸時代の戯作者として知られる式亭三馬(1776~1822)の代表作『浮世風呂』に、こんな条(くだり)があります。 「・・・湯を浴びんとて裸形(はだか)になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三(...
”温泉教授”の毎日が温泉

”温泉教授”の毎日が温泉 第34回 平活斎の「温泉論」~汲み湯(温泉)は海水にも劣る

 有馬温泉のことを調べるために、久しぶりに小澤清躬著『有馬温泉史話』を読み返す機会を得た。昭和13(1938)年に刊行された『有馬温泉史話』は、数ある有馬温泉研究書のなかでも”名著”と言ってもよいだ...
温泉健康楽

温泉健康楽 第8回 「 湯治は庶民のもの 」

 天下人・徳川家康は400年前の慶長9年(1604年)に、熱海で1週間の湯治をしています。 家康は当時の湯治の習慣に則って、1週間の温泉療養をしました。すでに戦国時代以前から、湯治の最短サイクルは1...
温泉健康楽

温泉健康楽 第7回 「 湯治という名の“転地” 」

 江戸時代には、日本人の90%は農漁村部に暮らしていました。明治時代でも東京より越後の人口のほうが多かった。そして、農漁村で農作業や漁労に従事した庶民が、現在に至る湯治のかたちをつくり、支えてきてい...
温泉健康楽

温泉健康楽 第4回 「 湯治という名のヴァカンス 」

 一般庶民といえば、まだ物見遊山の旅がおいそれと認められなかった時代。幕府や藩から旅に必要な通行手形が得られるのは、社寺・仏閣への参詣、参宮などに限られていました。信仰心に根ざした社寺や霊山詣では、...
温泉健康楽

温泉健康楽 第2回 「 温泉DNA 」

 徳川家康の時代、「温泉に行く」と言えば、すなわち湯治に行くことでした。とくに天下泰平の文化文政年間になると、一般庶民もこぞって湯治場へ行くようになります。 では、温泉利用の原点ともいえる湯治はいっ...
温泉健康楽

温泉健康楽 第1回 「 湯治力」とは

 今から400年前の慶長9(1604)年、徳川家康は九男 義直(よしなお)、十男 頼宜(よりのぶ)、それに伊達政宗お抱えの連歌師・兼如らを引き連れて、熱海で1週間の湯治をします。 天下分け目の戦いと...
テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました