温泉健康楽

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温泉健康楽 第27回 「 予防の湯 」

 奈良時代の天平5年(733年)に書かれた『出雲国風土記』に次のような一節があります。 「一たび濯(すす)けば形容(かたち)端正(きらきら)しく、再び浴(ゆあみ)すれば万(よろず)の病悉(ことごと)...
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温泉健康楽 第26回 「 一夜湯治 考 」

 庶民が温泉に行くようになった江戸時代、温泉といえば湯治を意味していました。 庶民が湯治目的以外で温泉に向かい、やがて現代にまで続く「歓楽的温泉」が登場するきっかけとなった有名な騒動があります。 江...
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温泉健康楽 第25回 「 湯に専念 」

 たとえば、重曹泉が美肌づくりにいいからといって、誰にでも同じ効果があるとはかぎりません。 人にはそれぞれ、体質など個性があるからです。そればかりか、温泉にもひとつひとつ個性があります。「温泉とは個...
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温泉健康楽 第24回 「 適応症 」

 温泉にはさまざまな成分があり、それが効能を与えてくれることは誰でも理解しているでしょう。たとえば保温性に優れた食塩泉は、リウマチに効くとか、女性の方なら角質の汚れを取り除く重曹泉が美肌にいいといっ...
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温泉健康楽 第23回 「 心身の再生 」

 温泉の療養効果は、即効的なものではありません。乱れた生体の諸機関を徐々に正常な状態に戻していくことで、慢性病などを治したりその症状を緩和します。 対症療法を得手とする西洋医学の弱点は慢性病です。温...
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温泉健康楽 第22回 「 養生の薦め 」

 江戸期の本草学者で、儒学者としても著名な貝原益軒(1630~1714)の代表的な著書に、『養生訓』があります。 今でいう生活習慣病や老化の防止、さらに心の健康維持に向けた指南を、儒教と中国医学に基...
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温泉健康楽 第21回 「 低位こそ 」

 前回、温泉を利用する私たちの「思い込み」が、日本の温泉のレベルを下げていると書きました。 私は仕事柄、しかも、定山渓温泉まで車で10分の至近距離に住んでいることもあり、年間300回以上は温泉に入り...
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温泉健康楽 第20回 「 思い込み 」

 精神性と深く結びついた日本人にとっての温泉。心身を清め、健康にしてくれる湯の力を、私はひとりの外国人を通じて改めて認識することができました。 私は温泉学とともにモンゴル学が専門です。モンゴルは19...
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温泉健康楽 第19回 「 温室教の教え 」

 「湯治」とは、書いて字のごとく湯で病気や怪我を治したり、疲れを癒すことです。しかし、自律神経を調整し、免疫力を高める予防医学の面での役割の方がむしろ大きいのではないかと、これまでの経験から私は考え...
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温泉健康楽 第18回 「 湯治の作用 」

 実はもう数年前から若い世代を中心に湯治への関心は高まりつつあります。 私は特にここ10年、真に心身を癒してくれる“ホンモノ”の温泉を求めるなら、昔ながらの湯治客を受け入れているような宿に向かうべき...
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