温泉健康楽 温泉健康楽 第30回 「 天与の恵み 」 私が安保徹教授を信頼する一番の理由は、西洋医学の限界を認識している勇気ある学者だからです。安保教授はこう述べています。 「…メカニズムが不明なままで、経験的に理解されて効果を上げているのが、民間療法... 2022.02.23 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第29回 「 病気の芽 」 後藤艮山(こんざん)を始めとする医学者が温泉の効用を説き始めた約300年前の江戸中期から、日本人は本格的に湯治と向き合うようになりました。 湯治は医学が未熟な時代に無くてはならない医療の一分野を担っ... 2022.01.26 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第28回 「 予防の湯 」 私は温泉浴によって、心身ともに病気にかかりづらい健康な体を維持することを心がけてきました。生まれてからこの方、入院した記憶はありませんし、ここ数年は病院にもかかっていません。 なぜ日本人は湯治で丈夫... 2021.12.08 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第27回 「 予防の湯 」 奈良時代の天平5年(733年)に書かれた『出雲国風土記』に次のような一節があります。 「一たび濯(すす)けば形容(かたち)端正(きらきら)しく、再び浴(ゆあみ)すれば万(よろず)の病悉(ことごと)... 2021.10.13 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第26回 「 一夜湯治 考 」 庶民が温泉に行くようになった江戸時代、温泉といえば湯治を意味していました。 庶民が湯治目的以外で温泉に向かい、やがて現代にまで続く「歓楽的温泉」が登場するきっかけとなった有名な騒動があります。 江... 2021.09.01 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第25回 「 湯に専念 」 たとえば、重曹泉が美肌づくりにいいからといって、誰にでも同じ効果があるとはかぎりません。 人にはそれぞれ、体質など個性があるからです。そればかりか、温泉にもひとつひとつ個性があります。「温泉とは個... 2021.08.04 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第24回 「 適応症 」 温泉にはさまざまな成分があり、それが効能を与えてくれることは誰でも理解しているでしょう。たとえば保温性に優れた食塩泉は、リウマチに効くとか、女性の方なら角質の汚れを取り除く重曹泉が美肌にいいといっ... 2021.07.07 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第23回 「 心身の再生 」 温泉の療養効果は、即効的なものではありません。乱れた生体の諸機関を徐々に正常な状態に戻していくことで、慢性病などを治したりその症状を緩和します。 対症療法を得手とする西洋医学の弱点は慢性病です。温... 2021.06.02 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第22回 「 養生の薦め 」 江戸期の本草学者で、儒学者としても著名な貝原益軒(1630~1714)の代表的な著書に、『養生訓』があります。 今でいう生活習慣病や老化の防止、さらに心の健康維持に向けた指南を、儒教と中国医学に基... 2021.05.05 温泉健康楽
温泉健康楽 温泉健康楽 第21回 「 低位こそ 」 前回、温泉を利用する私たちの「思い込み」が、日本の温泉のレベルを下げていると書きました。 私は仕事柄、しかも、定山渓温泉まで車で10分の至近距離に住んでいることもあり、年間300回以上は温泉に入り... 2021.04.07 温泉健康楽