温泉健康楽 第6回 「 免疫力を高めるための“プチ湯治” 」

 国立大学医学部の付属病院などで蓄積された温泉医療のデータが、医療現場で使われたという話はほとんど聞きません。戦後の西洋医学一辺倒のわが国では、民間病院が温泉療法を扱っても保険点数に結びつきにくいとの現実の問題もあります。その背景には事実上、国が温泉療法を民間療法と位置づけてきたことがあります。
 ではなぜ、古くからの温泉地、湯治場が今なお残っているだけではなく、都会にまで数多くの温泉施設が作られているのでしょうか。それは、温泉には確かに心身を治療する効果があることを市民が体感し、伝えてきたからに他なりません。
 もちろん私は、西洋医学を否定しようというのではありません。西洋医学は感染症や応急処置に対しては、私たちが豊かで幸福に暮らすうえで大きく貢献してくれています。一方で西洋医学は対症療法を得手としますが、慢性病に対してはどうもお手上げという弱点があります。このまま西洋医学一辺倒でいいのかということなのです。

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