温泉健康楽 第21回 「 低位こそ 」

 前回、温泉を利用する私たちの「思い込み」が、日本の温泉のレベルを下げていると書きました。
 私は仕事柄、しかも、定山渓温泉まで車で10分の至近距離に住んでいることもあり、年間300回以上は温泉に入ります。浴槽に浸かっていると、年齢を問わず5人のうち3人は体を洗い流したり、かけ湯をすることなく、そのまま浴槽に入ります。露天風呂に直行する若い人などは目も当てられません。自己中心的な日本人がいかに増えているか。風呂でもよく分かります。
 それにしても不思議でならないのは、宿泊客は浴衣やバスタオルがあるにもかかわらず、脱衣カゴやボックスの一番上に汚いパンツを乗せたまま平気でいられるその神経です。
 先日も佐賀県・武雄温泉のかの宮本武蔵ゆかりの宿に泊まりましたが、30代後半とおぼしき男性は、バスタオル、浴衣、シャツ、パンツの順に脱ぎ、その順にカゴに入れ、浴室へ。なぜ浴衣やバスタオルで下着を隠せないのか不思議でなりません。
 「お前さんのパンツを見に九州まで来たんじゃないよ!」

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