”温泉教授”の毎日が温泉 第65回 1回のホンモノの湯浴みには、たとえ99回のマガイモノの湯浴みをもってしても敵わない。

40分のウォーキングの後、豊平峡温泉へ

 お昼前に豊平峡温泉へ出かけた。
 12月としては珍しく、札幌は4日連続の真冬日である。明日はプラス1、2度になり、その後2日間はまた氷点下の真冬日が続き、その後はしばらく平年の気温に戻りそうだ。
 コロナ禍の中、TVの報道番組の影響を受けてマイナス志向ばかりが優位になっては、健康に良くない。寒い分、大雪が降らず、面倒な雪かきをせずに済むことに感謝しつつ、努めてプラス志向を持つようにした方が免疫力も活性するだろう。とは言っても気持ちばかりでは‶克てない“ので、1か月ぶりに豊平峡温泉で自然治癒力を高めておきたいと考えた。
 その前に40分程のウォーキングをしてきた。今日の最高気温は-2度の予報だが、歩き始めたころはまだ-4度と寒くて体がこわばっていた。北湯沢温泉の山荘に滞在するときは山道を歩くので、四季の色彩の移ろい、渓流の音、山草、野鳥や野生動物など毎日が新たな出合いの連続で、五感にもさまざまな刺激があって楽しいし、自律神経にもすこぶるよい。
 ところが、ここ札幌の郊外に引っ越してきて20年にもなると、慣れが五感を刺激してくれることはない。それでも足の筋肉を落とさないために定期的に歩くことにしている。海外の温泉行脚を続けるためである。
 4日連続の氷点下の中でも、40分近く早足で歩くと全身が汗ばんできた。家で休んだ後、車で10数分の豊平峡温泉へ出かけた。

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