”温泉教授”の毎日が温泉 第21回 ニセコで予想外の状況が発生

 ニセコは北海道でも有数の温泉地帯である。私は洞爺湖温泉街で生まれ育ったから、ニセコは車で1時間圏内で、広大な北海道ではいわば目と鼻の先にある。私の温泉に対する感性はニセコの温泉群を含め、洞爺湖温泉、蟠渓温泉、弁景温泉などが点在する羊蹄山麓の温泉で育まれたといってもよいだろう。

世界的ブランドのホテルが次々と

 近年、ニセコは海外で最も知られる日本を代表するリゾート地に急成長中だ。従来からのヒルトンに加え、来年早々にパーク・ハイアットとリッツ・カールトンも相次いでオープンする。世界的に有名なこれら外資系のブランドが片田舎のスキーリゾートに開業するのだから、確かにニセコはわが国で最初の銭になる国際的なリゾート地に違いない。

ヒルトンホテル。羊蹄山を正面に一望する絶景露天風呂で知られる。(撮影:松田忠徳)

 20数年前から、講演や大学の講義、ゼミ等で、「近い将来、ニセコが国際的なリゾートになるだろう」と語ってきたのだが、実際にそうなり、国際的なブランドのホテルが相次ぎ開業する現実を目の当たりにするなか、予想外のことも起こりつつあり当惑もしている。
 外資系のホテルでも「座忘林」のように全室源泉かけ流しの内風呂、露天風呂付き、食事は和食を提供する高品質の宿泊施設として、開業早々から高い評価が得られているところもある。
先行しているヒルトンも絶景露天風呂と大浴場を有し、北海道を代表する温泉郷ニセコの持ち味を最大限に活用している。

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