精神

温泉を、極める!

温泉を、極める! 第8回 入浴を忘れた日本人

体温を重視しない我が国の現代医学 銀婚湯温泉(北海道)大浴場「こもれびの湯」の露天風呂の湯口。あぁ~、癒やされる(撮影:松田忠徳)  近年、35度台の”低体温”の日本人がふえています。か...
温泉を、極める!

温泉を、極める! 第7回 神道の禊の精神と温泉

 日本の神道による禊祓(みそぎはらえ)は、温泉の蘇生の観念と結びついていたと思われる。 古代の天皇が温泉地にたびたび行幸されたのは、温泉に慰安を求めたのではなく、禊をして蘇り、心身とも清浄になって新...
”温泉教授”の毎日が温泉

”温泉教授”の毎日が温泉 第46回 良い温泉とは心の力みが抜けて眠くなる

無垢の温泉と〝無我の境〟で向き合う  湯は無我にして、天地自然にしたがふもの也―。 北海道・銀婚湯温泉「温泉旅館 銀婚湯」の緑陰の野天風呂「トチニの湯」。 眼下の清流の瀬音に心洗われる(...
温泉を、極める!

温泉を、極める! 第6回 輪になって”和”を極める

 お互いに個性を認め合う。 これは現代人の多くが意識していること。そうだとしたら、入浴に際してもお互いに最低限のマナーは守らなければならない。マナーを守ることで、よそ様も安らぎを得られるし、自分も得...
”温泉教授”の毎日が温泉

”温泉教授”の毎日が温泉 第45回 日本の”浸かる文化”の奥深さ

「清浄であること」が精神の根幹  洋の東西を問わず、人生は”産湯(うぶゆ)”から始まる。 しかも日本では世界でも稀なことに、人生の終わりを”湯灌(ゆかん)”で閉じるのが習わしである。 日本人は...
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温泉を、極める! 第3回 湯浴みと湯垢離の心

修善寺温泉(静岡県)の江戸前期創業の老舗旅館「あさば」の池と一体化した露天風呂(撮影:松田忠徳)  「筑紫の国に湯浴(ゆあ)みにまからむ」    平安時代初期に書かれたわが国最古の物語で...
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温泉を、極める! 第2回 神道と仏教の「温室経」の教え

 ”湯治”とは、読んで字のごとく「温泉で病気やけがを治すこと」。私自身の経験を元に江戸時代以降の湯治の記録などを読むと、自律神経を整え、免疫力、自然治癒力を高める”予防医学”としての役割も非常に大き...
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