3.”日本一の炭酸泉”長湯温泉のポテンシャル(潜在能力)は想像をはるかに上回るものだった
科学的な検証でも裏切られなかった20数年前からの〝予感〟

たまたま寿都温泉、高湯温泉ともに泉質は硫黄泉であったが、私どもは様々な泉質で実証実験を行ってきた。そのデータの詳細は別の機会に譲るとして、最近の”ぬる湯ブーム”の中で、ひときわ人気の高い”日本一の炭酸泉”といわれる大分県の長湯温泉での検証を見てみよう。
過去20数年間に延べ100回近く宿泊するほど、長湯は私個人にとって非常に魅力的な温泉だったし、現在もその評価は高まることはあっても下がることはない。20数年前から日本の療養温泉の”トップランナー”になれると感じていたが、やはり入浴モニターによる科学的な検証でも、その”予感”は裏切られることはなかった。
「3泊4日プチ湯治モニター」は23名(男性11名、女性12名)で、平均年齢は59歳。「3か月週2回通い湯治モニター」も同じく23名(男性11名、女性12名)で、平均年齢は54歳と5歳若かった。
モニター開始前と終了時に於ける血中の活性酸素代謝物は以下の通りだった。