「健康長寿温泉」のススメ 第5章 温泉浴による唾液の”酸化還元”の変化から、健康度を知る。 第2回 温泉浴と唾液のORP

3.温泉浴によって唾液のORPはどう変化するか

50名以上のモニタでー唾液のORPを検証

 北海道の日本海に面した”ホッケの水揚げ高全国一”の寿都町営の温泉入浴施設「ゆべつのゆ」で、「2泊連泊」、及び「3か月間通い湯治」により、唾液のORPがどう変化するかを検証した。「温泉浴と唾液」の関係について、50名以上のモニタ-の協力のもとに検証が行われたのは初めてのことに違いない。

北海道・寿都温泉「ゆべつのゆ」の男性大浴場(撮影:松田忠徳)

 ちなみに「ゆべつのゆ」(写真)の主浴槽の泉質は硫黄泉、副浴槽は食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)である。
 「2泊3日モニタ-」は札幌市内の大学生13名で、平均年齢は22歳。「3か月通い湯治モニター」は週1回群と週2回群に分けた。「3か月週1回通い湯治モニタ-」はふだん定期的に温泉に入る習慣のない寿都町民22名で、平均年齢は55歳。「3か月週2回通い湯治モニタ-」も寿都町民22名で、平均年齢は51歳。
 【図表5】(1A、1B、2A、2B、3)も併せて見ていただきたい。

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