4.血中活性酸素”正常値”のモニターが、3日間 のプチ湯治後に、8.7%から52.2%へ大幅に増加した
‶予防医学の場”としても‶噂に違わぬ”長湯温泉の有効性
今、モニターの平均値で見てきたが、次に「3泊4日プチ湯治」と「3か月週2回通い湯治」の両群のモニター個別に、湯治前後でどう変化したのかを検証したい。
(1)「3泊4日プチ湯治モニタ-」の検証

【図表1】を見ていただきたい。長湯温泉「上野屋」に滞在した「3泊プチ湯治モニター」23名の湯治前の活性酸素代謝物量から、「酸化ストレス度」を総合評価すると、23名中3名(全体の13.0%)が最も悪い「かなり強度の酸化ストレス度(501以上)」に分類され、さらに3名が「強度の酸化ストレス度(401~500)」に分類されている。つまり26.0%ものモニタ-が「かなり強度」及び「強度」の酸化ストレス状態にあった。マス層は「中程度の酸化ストレス度(341~400)」の10名、全体の43.5%を占めていた。
一方、健康的な「ボーダーライン(301~320)」が2名(8.7%)、「正常(200~300)」が2名(8.7%)で、合わせて17.4%であった。
3日後の湯治終了時にどう変化したのか?