1.温泉の抗酸化作用で喫煙者の活性酸素を除去できるのか?
タバコの害が叫ばれて久しい。タバコは活性酸素を生み出し、体を酸化させるからである。老化を促進させ、がん、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病に罹患しやすいといわれている。タバコの主要成分であるニコチンは血管を収縮させるため、血行が悪くなり体温が低下する。もちろん新陳代謝も損なわれる。
活性酸素の無害化&免疫力を高めるビタミンC、E
喫煙によってビタミンCが破壊されるため、喫煙者のビタミンC濃度は非喫煙者と比べ40%以上も低いといわれる。ビタミンCは喫煙によって産生される有害物質を無害化するうえで重要な役割を果たすだけに、非喫煙者に比べビタミンCやビタミンEの消費量が多くなる。その抗酸化作用によって活性酸素・フリ-ラジカル等を無害化するだけでなく、免疫力も高めるため、ビタミンCやビタミンEは私たちの健康維持のために極めて大切な栄養素の一部なのである。
ビタミンCやビタミンEが不足すると抗酸化力が衰えるため、エイジング、”老化”が早まることになる。また女性の肌にとっても、抗酸化力が衰えるため、非喫煙者と比べるとシミ、そばかす、シワ等が出来やすくなる。