「健康長寿温泉」のススメ 第7章 第6回 含有成分が薄いといわれる単純温泉で、活性酸素の抑制は可能か?(下)

6.活性酸素の大幅な減少を見た‶単純温泉”古湯温泉の療養結果を検証する

「プチ湯治」で16名のモニター全員の活性酸素が減少した

 前回はモニターの平均値で見てきたが、次にモニター個別に湯治前後でどう変化したのかをもう少し詳しく検証したい。
 
 (1)「4泊プチ湯治モニタ-」の検証

【図表1】古湯温泉・4泊プチ湯治モニター「活性酸素代謝物量の増減」

 改めて【図表1】を見ていただきたい。「鶴霊泉」に滞在した「4泊プチ湯治モニター」16名の湯治前の活性酸素代謝物量から、「酸化ストレス度」を総合評価する。モニター中1名(6.3%)が最も悪いランクに属する「かなり強度の酸化ストレス(501以上)」に、また「中程度の酸化ストレス(341~400)」が3名(18.7%)、「軽度の酸化ストレス(321~340)」にも同じく3名(18.7%)が、それぞれ分類されていた。 
 一方、「正常(200~300)」が5名(31.3%)、比較的健康的な「ボーダーライン(301~320)」が4名(25.0%)で、合わせると9名、56.3%を占めていた。

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