「健康長寿温泉」のススメ 第1章第2回 寝かせきり介護が、日本を世界トップ級の長寿国へ?

 男性で約9年、女性で約13年もの介護、寝たきり生活を経ての、世界トップ級の長寿国・日本。1961年に始まった国民皆保険制度をバックにした、安価でほぼ均一といわれるレベルの医療によって支えられてきた”長寿国家”。ただしその分、医療費も年々嵩(かさ)んできた。
 しかも歯止めがかからない少子化と、企業の海外移転、及び団塊の世代の大量退職よる労働人口の激減、即ち納税者の減少によって、国民皆保険制度の屋台骨を大きく揺るがしかねない事態に陥っている。混合診療により医療格差がわが国にも導入されるのも、時間の問題だろう。
 わが国には100歳以上の長寿者が約6万1500人(2015年)いる。その内の80%以上が寝たきりだと報告されている。懸念されるのは、団塊の世代が100歳に達する2050年には、100歳人口30万人以上が見込まれていることだ。仮にその80%以上が寝たきりになるとしたら、社会は率直に喜んでくれるのだろうか?     

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