活性酸素・フリーラジカルと疫病
人の体内でのエネルギ-代謝の際に産生される活性酸素の他に、さまざまな活性酸素の原因となる環境の下で現代人は生活している。その大半は私たちの生活が便利に、楽になればと追求してきた現代科学文明の産物でもある。活性酸素は環境問題でもある。
活性酸素のもとになるものとして、以下がよく知られている。
・強い紫外線や放射線
・車の排気ガス、工場の排煙、ダイオキシンなどの環境汚染
・タバコや過剰な飲酒
・農薬、有名なパラコートなどの除草剤、他
・抗がん剤などの化学合成物質
・合成保存料や発色剤、漂白剤などの食品添加物
・濾過・循環風呂の入浴施設に使用されている塩素系薬剤
(塩素は動脈硬化のリスクを高めることが確認されている)
・激しいスポーツによる大量の酸素消費
・強いストレス、他
人の体内には活性酸素を無害化する酵素が備わっている。だが、それ以上に過剰に活性酸素が日常生活の中で産生され、バランスが崩れると、“酸化ストレス”が生ずる。そうなると身体のさまざまな分子が酸化し、構造が壊れ、機能が劣化し、生体は健康を維持できなくなる。