”温泉教授”の毎日が温泉 第81回 サウナと‶温泉ミストサウナ”の関係

古湯とサウナ――マグ万平さんとの対談

特集「サウナー、東北の古湯へ」が掲載されているJR東日本の新幹線全線の座席に置かれている月刊「トランヴェール」5月号。表紙の絵は「箱蒸し」で有名な秋田県・御生掛温泉。定期購読も可能とか(撮影:松田忠徳)

 JR 東日本の新幹線の車内に置かれる月刊誌「トランヴェール」5月号に、お笑い芸人でサウナ・スパプロフェッショナルの資格をもつマグ万平さんと私の対談が掲載されている。タイトルは「古湯とサウナのいい関係」。
 温泉熱を利用した「ミストサウナ」は時々、利用することはあっても、北欧式のサウナの方はかれこれ30年は利用していなかった。だから目下、若い人たちを中心に‶サウナブーム”だったことは、対談の依頼がくるまで知らなかった。ただ、2、3年前から TV でサウナの番組予告があったりして、少々気にはなっていた。
 かなり高温の源泉を有し湯量が多くないかぎり、また経営者の温泉に対する愛情がかなり深くないかぎり、温泉熱を利用した「ミストサウナ」のある温泉施設に遭遇することはめったにないだろう。もしそのような施設に出合ったら、幸運に感謝しつつ、ぜひ体験して欲しい。私がふだん利用していた奧ニセコの明治時代からの温泉旅館が廃業したため、最近は「ミストサウナ」には入浴していない。

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