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< 温泉の山里に水車がまわる >

徳島県上勝町の農家・谷奥亀市さん(75)は、10年前から趣味で水車を作っている。これまでに大小15基を完成させ、そのうち一基が月ケ谷温泉で稼動しはじめた。

「昔は、谷川に100は回っとって(ていて)風情があった」と谷奥さんは懐かしむ。山里の風景をよみがえらせようと、幼い頃の記憶を頼りに、農作業の合間に作り始めた。

最初は自宅の庭の飾りとして、町内の山林で松の木を集めて、直径2メートルの水車を仕上げた。もともと手先が器用で、納屋などは1人で建てていたという谷奥さん。できた水車に谷水を引き込むと、快調に回りはじめた。

谷奥さんの水車は地元で評判になり、知人から相次いで注文が舞い込むようになった。月ケ谷温泉や農業宿泊体験施設・旭の楽校といった公共施設からも要望があり、材料費だけで引き受けて作ってきた。

谷奥さんはこれからも水車を作り続けるという。「上勝の山あいに、わしの水車があちこちで回ってくれたらうれしいなあ。こんなに引き合いがあるんなら商売にしようか」と笑っている。

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