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< 「上善の湯・鬼ケ岩屋温泉」が10月1日に再オープン! >
徳島県牟岐町の町営鬼ケ岩屋温泉は4,000万円近い累積赤字を抱えていたが、指定管理者制度が導入され、10月1日、「上善の湯・鬼ケ岩屋温泉」として再オープンした。地産地消を売りにしたレストランの営業と入浴料の値下げで集客を図り、早期の赤字解消を目指す。
指定管理者のエモーション(牟岐町河内)によると、運営の柱はアワビやウニ、イセエビ、ハモなど県南の海で捕れた魚介類を使った和・洋の創作料理が目玉のレストラン。食堂をリニューアルし、予約制の個室と海賊料理などの網焼き専用部屋を設けた。また、ピアノやジャズの生演奏も取り入れるなど高級感を演出した。1日30食限定で、手ごろなランチメニューも取り入れている。
温泉施設は以前と変わらないが、入浴料を値下げし、大人600円、小学生以下400円に、20人以上の団体は1人500円とした。また、これまでのパスポート券のうち6カ月間を廃止し、1カ月間(6,000円)と3カ月間(15,000円)だけにした。
鬼ケ岩屋温泉は1992年2月オープンし、初年度は約5万人の入浴客があったが、99年度には32,000人に落ち込み売り上げが低迷。95年度からは毎年、赤字となり、年度末の累積赤字は3,901万円となっていた。
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