榊原温泉で入浴法やマッサージ法学ぶ「温泉マスター」講座開講

三重県津市榊原町の榊原温泉の効能や歴史を観光客に紹介する「温泉マスター」の認定講座が、12月13日、同町の温泉旅館で開かれた。
旅館関係者や地域住民らが、健康に良い温泉入浴法やマッサージの仕方を学び、初の榊原温泉マスター22名が誕生した。
温泉マスター認定講座は、名湯として知られながら観光客が減少傾向にある榊原温泉で、地域全体で観光客をもてなす力を高めようと、旅館関係者や市などでつくった榊原温泉活性化実行委員会が企画した。
認定講座は11月に基本編があり、受講者は地域の郷土史家から榊原地区の歴史を、榊原温泉病院の医師から温泉医学などを学んだ。
この日は実践編で、温泉が会場。温泉入浴指導員の資格を持つ同町の温泉旅館経営者から入浴法を教わった。「かけ湯、半身浴、洗浄、全身浴」という入浴順を説明。
その後、マッサージ師が入浴中に1人でできるマッサージ法を手ほどきした。「温泉でこのマッサージをすれば、体が軽くなる」とアピール。受講者は興味深そうに耳を傾けていた。
受講者には認定証が手渡された。今後は、「温泉マスター」の名札や「入浴の手引」なども協力して作成する計画だ。