< 新平湯温泉“たるまの滝”氷結「ライトアップ」で幻想世界 >

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の新平湯温泉で、氷結した落差40メートルの”たるまの滝”を照らす「奥飛騨樹林帯タルマかねこおりライトアップ」が行われている。
ヘルシーランド奥飛騨タルマのゆで、2月29日までの開催。2月1日夜からは滝の近くにある合掌造りの小屋「たるまの館」で甘酒サービスや絵馬市が行われ、観光客でにぎわった。
たるまの滝のライトアップは新平湯温泉観光協会が毎年、実施している。「かねこおり」は飛騨地方などの方言で、氷やつららなどの意味という。
また「たるま」の名は、平安時代「たる」という地元の女性が献上した水が、時の村上天皇の病を治したという伝説にちなんでいる。
奥飛騨温泉郷一帯は、厳冬期に氷点下15度くらいまで下がることがあるという。凍り付いた滝が青や緑、白の照明に浮かび上がった幻想的な光景をバックに、カップルが記念撮影をしていた。