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鳴子温泉「農民の家」、演芸会で盛況

宮城県大崎市鳴子温泉の温泉保養施設「農民の家」では、毎月2回、湯治客らがステージに上がって大衆芸能を披露する「月例演芸会」が行われている。

「農民の家」は1949年に建設され、県農民の家農業協同組合(組合員約5万1,500人)が運営している。組合員以外も利用可能で、年間約12万人の利用者がある。

自炊または食事付きの宿泊、日帰り入浴があり、温泉は4種類の泉質が楽しめる。湯治客は、農閑期に体を休めに集まってくる県内の農家が多い。

演芸会は毎月5日と20日の午前11時から、120畳の大広間で開催される。50組前後が登場し、民謡や演歌などの歌、日本舞踊や股旅(またたび)ものなどの踊りを披露して盛り上がり、交流を深めている。

会場が大広間とあって、夜の宴会準備があり午後2時の閉会が原則。出演希望者が60組を超えて、断ることもあるという人気ぶりだそうだ。

出演者は60〜70代が中心だが、演出はみな本格的で、衣装はもちろん、カツラを持ち込んだりメークをしたりして、プロ顔負けのノリ。

「いいぞ!」「頑張れーっ!」などと大きな声援が上がり、おひねりが飛ぶ。毎回300人前後の観客を前に、本格的な照明や音響の舞台で出演者はスターになりきった様子を見せる。

この演芸会は30年以上続く施設の伝統行事で、出演者と観客は演芸会の前後は2〜3日、宿泊する人が多い。

飯塚良彦企画営業課長(53)は、「演芸会目当てに宿泊する湯治客も多く、施設の目玉になっている。農村地帯の湯治場文化の一つとして、大切に受け継いでいきたい」と話している。

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