松前温泉休養センター 改修後の利用者増える

北海道松前町で、昨年11月下旬に改修工事を終え、再オープンした町直営の「松前温泉休養センター」の利用者数が順調に伸びている。
「松前温泉休養センター」の利用者数はピーク時の1987年度は11万2,000人近くあったが、2006年度には3万8,600人まで低迷していた。
再開後から1月末までの利用者数は1万3,572人で、営業時間(午前11時〜午後9時)が同じ2005年度の同期間と比べ3割増加した。
センターは、湯量不足や経費削減のため、昨年8月に町が約6千万円かけて改修工事を開始。従来の「源泉かけ流し」を一部残したまま、湯を循環・再利用する「循環ろ過方式」に転換した。併せて風呂場のタイルの張り替えなども行った。
利用者の増加を受けて、これまで毎週月曜に運行していた無料温泉バスを2月から2つの地区に分け、月曜と木曜に各1回運行することにした。
町は2008年度の目標を6万5,000人として、館内でビールやそばなどの軽食を販売する出店者を募集中だ。3月から販売を行うという。