芦川ふれあいプラザの「温泉」廃止届け出検討

山梨県笛吹市は、旧芦川村が掘削した温泉の温度が温泉法で基準としている25度を下回っているため、県に温泉廃止届を提出することを検討している。県みどり自然課によると、県内の公共温泉が廃止届を出した事例はこれまでにないという。
温泉として使われていたのは高齢者交流施設「芦川ふれあいプラザ」内の入浴施設で、旧芦川村が行った2003年度の掘削事業で湧出した。アルカリ性単純温泉で、温度は基準値をわずかに上回る25.5度、湧出量は毎分約350リットルだった。
旧村は隣接地のプラザに引き込んで、ボイラーで加熱してから浴槽に入れていた。供用から1年半後、泉質をあらためて調べたところ、温度が20.1度に下がっており、温泉に該当しないことが判明した。
水温が低くなったことがわかった段階で、旧村は温泉分析書を撤去している。また、現在は温泉施設ではなく介護予防事業の拠点として活用している。