庄助 
毎日が温泉ログイン

国民の温泉学

第1回 温泉への信頼と、温泉の現実

公共温泉を象徴する「あえるの湯」事件

 昨年(平成18年)の夏、サラブレッドの産地として知られる北海道・浦河町が運営する「うらかわ優駿ビレッジAERU」内の温泉施設「浦河温泉あえるの湯」で、“温泉”とうたいながら実際には川の水を引いていたという内部告発があり、ひと騒動が持ち上がりました。
 その後、ボーリングを請負った掘削業者の社長(故人)が工事協力者に貸付けたとされる金銭を巡り、返還を求める遺族に対して「温泉ではなかったことの口止め料だった」と、この協力者が証言。情報をもとに調査したところ、湯を溜めるタンクの下から取水用とみられるパイプが見つかり、浴槽に来ている湯も温泉法の基準を満たさなかったため、浦河町では“温泉”の看板を下ろさざるを得なくなりました。
 町は今年3月に入って、温泉の掘削を担当した業者の社長など7人を詐欺容疑で告訴。約3億7000万円の損害賠償を求める民事訴訟も起こしています。掘削費用のほかに、温泉が出れば成功報酬を支払うという契約が結ばれており、「業者にウソをつかれ、成功報酬分を騙しとられた」というのが町の言い分です。
 訴訟では、町がニセ温泉だったことを知っていたのかどうかも争点に...

本文を全てご覧いただくには有料会員登録が必要です。
お手数ですがこちらから会員登録をしていただき、ログインをされた上でご覧下さい。

 
トップページ 通信販売法・個人情報の取り扱いについて サイトマップ お問い合わせ
Copyright(c)2011 mainichiga-onsen.com All rights reserved.
会員登録ログインログアウト会員情報編集ログアウト